世界の学校から

風来坊が綴る、世界の教育現場のあれこれ

日米PTAの違い

我が家の子供たちは土曜日日本語補習校に行っている。

そこで、毎年同じドラマが繰り広げられる。

「PTAの役員決め」

基本、みんなやりたくなくて、公平性を保つためにくじ制、やっていない人優先などとなるのだけど、それでも「なぜ私が?」と不満が出て、一波乱ある。

 

アメリカの学校は違う。

こういった保護者参加を呼び掛ける場面があると、我先にとみんなが立候補し、ボランティアにはウエイティングリストができ、先生はみんなが公平にやる機会が持てるように苦労するという全く逆の現象が起きる。

日本では専業主婦の仕事みたいな暗黙の了解があるが、こちらはワーキングマザーが多いし、その人たちの方が積極的ではと思えるほど。

なぜこんなに積極的になれるのか、考えてみた。

  • 友人、人脈を作るチャンスと捉えている
  • 仕事で得たスキルを別の場所で生かしたいと考えている
  • 空き時間にできることをやればいいと気楽に考えている
  • 前例とか気にせず、やった人が好きなようにやればいいと考えている
  • 周囲がその人に感謝こそすれ、文句を言うことはほとんどない

昨年は学級代表に、今年はPTAの執行部に見事当たりくじを引いてなった私。

アメリカ人の精神を見習って、プラス思考でやっていこうと心に決める。