世界の学校から

風来坊が綴る、世界の教育現場のあれこれ

アメリカンドリームを支える仕組み

9月からまたコミュニティカレッジに戻っている。今回は、

  • ESL 8レベルの再受講
  • COLLEGE SUCCESS

の二つ。

College suceessは、その名の通り、大学生活を成功に導くためのノウハウを学ぶ、いわば「英語を学ぶ」から「英語で学ぶ」橋渡し的なプログラム。ここからは、単位を取得でき、基本有料。が、なぜか、単位を取得できれば、学費は奨学金から払われるという不思議な仕組み。

これが終了すると、placementテストというのを受けて、英語のレベルを把握、それによってさらに有料の英語強化のクラスを取るか、晴れて自分の専門の授業を取れることになる。

このコースを取ってから、コミュニティカレッジには山ほど学びを助けるリソースがあることが分かった。

  • 一対一で「小論文」「数学」「生物」などを教えてもらえるチューターシステムはadvanced center か wrinting center
  • 少人数で行われる会話のレッスン
  • パソコンに関する質問はcomputer lab
  • インターンシップや職探しは、career center
  • 奨学金の問い合わせは、financial aid
  • どの道に進んでいいかわからなければ、advanced counsellor

それがすべて無料で提供されるのだ!

  ただ=質が悪い?

とんでもない。どこもこれまで私が受けてきた教育の中で一番!と言っていいくらい、素晴らしい先生たち。

 

アメリカに来た1年目は、「弱肉強食」「全てお金次第」の世界にうんざりしてきたけど、やる気と根気さえあれば、這い上がれる、アメリカンドリームをかなえる仕組みがちゃんとあることを知って、嬉しい。

コミュニティカレッジに来る人のほとんどは移民だ。(特に私は今ESLのコースにいるから)この雑多な雰囲気、恐れと希望が溢れる教室が、限りなく私を魅了する。ここに来てから、アメリカに来てよかったと思えるようになった。