世界の学校から

風来坊が綴る、世界の教育現場のあれこれ

英語スピーキング力の上達のコツ

昨年末に、IELTSという英語能力試験を受験。

私はアメリカに来るまで知らなかったテストなんだけど、イギリスが本部の英語能力試験。TOEICとかよりいいなと思うのは、読む書く聞く話す、4項目のテストがあり、選択式の問題がほとんどないので、実力がはっきりわかる点。でも、受験料は$240とやや高め。

で、結果は、何と自分で一番苦手だと思っていた「話す」が一番よかった!

よかった勉強方法は何かと振り返ってみた。

 

① IELTSの試験官もやっている先生に模擬試験を数度やってもらった。

 あまりに退屈で途中で投げ出してしまったのだけど、やっぱり評価基準を手のうちに持っている人に、アドバイスをもらったことで、本番、落ち着いて臨めた。

 

② 試験の2週間前から、毎日、一テーマ、ビデオカメラに向かって話し、聞き返す。

 テーマについての語彙を一通り調べて、あとは1分しゃべる。言いよどんでしまったところを後で分析して、文をゆっくり組み立てて声に出して言ってみる。

 

というわけで、半年くらい毎日②の学習を習慣化して、もう少し喋りを上達させたい!とにかく、文法がどうとか考えず、口からよどみなく言葉が出てくるよう、フロー状態に持っていくことが大事。って、先生に何度も言われたんだけど、こういうのって体得しない限りはわからない…。

 

語学の勉強は、私自身の生活改善のためでもあるのだけど、教えている日本語学習者にとって…

  どんな方法が効果的なのか、

  どんなところに躓いているのか、

  どんな気持ちの浮き沈みの中にいるのか、

を考えるいい勉強になる。

今、ビギナーの子にばかり教えているし、スペイン語にでもチャレンジするか!?