世界の学校から

風来坊が綴る、世界の教育現場のあれこれ

漢字指導、はじめの一歩は自分が楽しむ

1月1日に外国で暮らす子供の漢字指導のことを書いて、まずは

  なぜ、外国で暮らす子にも漢字が必要か

か、を言語化しようと思っているものの、いざ書こうと思うとまだうまく言葉にならない。もう少し寝かせることにした。

 

今、道村先生の漢字セミナー子供向けの8回シリーズを息子と受講しているが、いろいろと教えるときに拝借したいテクニックはあるものの、大事なことは

  自分が漢字学習、漢字の奥深さを楽しむ

ことなんだな、と思った。

 

と言っても、親子共々、漢字にかけられる時間は限られている。そこで、

  息子がよく間違える、覚えにくい漢字を漢字辞典で調べる

ことを日常生活にできるだけ取り入れることにした。

 

昨日の収穫は、「則」という字。「測」「側」もあって、全部、ソク!!

教科書には「多様な側面から物事を見る」と出てくるのだけど、ソクメンという言葉を知らないし、覚えても、書くときには、「則」「測」と間違えてしまう。

で、調べたところ…

  「則」には、そばにぴったりくっつく

という意味があるそう。

「則」決まりなどから離れずに沿って物事をおこなう ⇒則る

「測」水の深さを測るときに、ものさしをピッタリ合わせてみる ⇒測る

「側」人のすぐ横 ⇒右側、そば

ほっほう!!!と私は納得。

で、息子に勢い込んで説明しようと思ったのだけど、彼はその時そういう気分になく、早く宿題を終わらせようと、聞いているふりして聞いていない状態(笑)

  ゆくゆくは、自分で漢字辞典で調べてほしい。

だけど、そこまで行くには、何度でも背中で教えないといけない。

途中で説明をやめて、

「へぇ、そうなんだ、そうなんだ。君の間違いおかげで勉強になっちゃった!もう一個の辞書にはなんて書いてあるんだろ」

とか大げさに楽しんで見せて終了。

「ママが楽しんでるんじゃん!」

と、本人はさっさと本を閉じて逃げてしまったが・・・長期戦!押忍(おっす)!