世界の学校から

風来坊が綴る、世界の教育現場のあれこれ

コスタリカの教育事情を垣間見る

コスタリカに来ている。

平屋建てに鉄条網、制服を着た子供たちが駆け回る

スペイン語わからなくても、すぐに学校とわかる。そしてどの地方もおんなじような外観。

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私は不思議に思ったのは、なんで学校に鉄網がいる?刑務所じゃないんだから。

 

その答えは、ガイドさんが教えてくれた。

 

    生徒1人に1台のパソコン制度

 

なので、盗難を恐れてどの学校も鉄網が巡らされているとの事。なんでも、政府が先進国に搾取されないためには、IT技術を子供たちが身に付けないといけないと考え、IT教育に力を入れているのだそうだ。

 

さらにびっくりしたのは、外貨を稼いでいる第一は、IT関連。第2位は医療、第3位は観光業だそう。私が予想していた農業生産物は、今では第4位と言う。確かに、まだまだ街並みは昭和時代を彷彿させるが、街を歩くティーンズや労働者風の若者はみんな手に携帯を持っている。

 

携帯についても面白い話を聞かせてくれた。ティーンズは携帯の通信料を稼ぐために、町が企画する街内清掃に土曜日参加し、それが終わると、携帯電話のプリペイドカードが支給されるそう。

 

親の懐も痛まない、高校生は奉仕活動に参加して、自分の欲しいものを手に入れる。街はきれいになる、携帯外車も儲かる…とまさにこれは、win win win winの関係ではないか! 

 

もう1つ驚いたのは、

 

お菓子などの加工食品には高い関税をかけて、子供たちが食べないようにしていること

 

クッキーなどはアメリカに比べて2倍位の値段がする。

 

通りで、平均寿命がアメリカより高いわけだ。確かに、太っている子供は全く見かけない。ただ不思議なのは、男性と子供は細いのに、女性は概してぽっちゃりなこと。

 

幼稚園から大学まで教育費は無料だそうで、 10年後には、さらに成長してるんだろうなと思った。正直、コスタリカがこんなに進んでるとは思っていなかった。旅をして自分の思い込みにはっとさせられた!