世界の学校から

風来坊が綴る、世界の教育現場のあれこれ

バイリンガルの子供にとっての読み聞かせ

夏に引っ越すことになったので、断捨離を始めている。

いつも、本が捨てられないのだけれども、

  3年間読まなかった本はもう読まない、いざとなればまた買える

と思って、心を鬼にして処分を開始している。

でも、どうしても手放せない本が何冊かある。それは、

  長女に読み聞かせた本

その頃、あまり本を持っていなかったので、何度も何度も同じものを読んで、思い出がありすぎる。

 

それらをぺらぺらめくりながら、子供って同じものを何度も何度も読みたがるのも意外に思ったのを思い出した。でも、読むたびに気になっている事、学んでいることが違っていた。

 

最近、こんな素敵な活動をしている人に出会ったので、もしかしたら、私のこんな経験も誰かの役に立つかもと思って、

  子供の読み聞かせの楽しみ方

を整理してみた。

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1、話の内容より、登場してくるものに興味

例えば、蝶々だったり、色だったり、その時興味あるものを見て指差して喜んでいる。私が読んでる話完全にバックミュージック。この時は、「まつぼっくり」を覚えたばかりだったから、「ぼっくり、ぼっくり」と興奮してたっけ。

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2、オノマトペを楽しむ

 子供は本当にオノマトペが好き。この時は、「ぽん!」を一緒に合唱。

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3、接続詞を楽しむ

絵本って、大抵、ページをめくるごとに話が展開するので、めくる瞬間に接続詞が来ることが多い。その言葉だけを覚えて、そのうち、声を合わせて読む(言う)のを楽しむ。

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 「すーるーとー」と、次が分かっているのに、毎回、ワクワクページをめくった。

 

4 、 話の順番を楽しむ

あらすじはあまり分かっていないと思ったのだけれども、たまにうっかり1ページ飛ばしたり、眠さに負けて端折ったりすると、すごく怒られて、話の順番をよく覚えてそれを楽しんでるんだってことがわかった。

 

5、純粋に話の内容楽しみ始める

ようやく!といった感じである。ここまで来るのに、数十回は読んでいる。

「どうして?」「かわいそうだね。」など、疑問に思ったことや、感想を伝えてくれるようになる。

 

普通に子供に読み聞かせと言うと、みんないきなり5を期待するのかもしれないけども、4までの期間が結構長かったように思う。多分、5の域に達したのは5歳位で、それまではひたすらわかってるのか分かってないのかわからなかったけど、自分が楽しかったから読んでいたし、娘も読んでとよくせがんだので楽しんでいたんだと思う。

 

その娘も今年15歳になる。

その読み聞かせが良かったのかどうかわからないけれども、人生の半分以上は日本以外で住んでいる割には、日本語のレベルは高く保持してると思う。

最近はあまり日本語の本を読 む時間が取れないでいるが、だんだん、私が好きな本、読んだ本をそのまま勧められるようになってきて、読み聞かせとはまた違う楽しみを味わえるようになった。嬉しい。