世界の学校から

風来坊が綴る、世界の教育現場のあれこれ

2021-01-01から1ヶ月間の記事一覧

フレンチスクールの漢字指導で驚いたこと

9月から在日のフレンチスクールで日本語を教えている。「国語」として教えるクラスと「外国語」として教えるクラスの両方がある。 私は、日本の公立学校、海外の補習校、海外のインターナショナルスクールで教えたことがあるのだけど、在日のインターナショ…

日仏バイリンガル 言葉に対する意識の違い

先日、日仏バイリンガルの上の二人(16歳長女と13歳長男)が 日本語ができないと日本人と言えない かどうかで言い争っていた。最近、第二次日本語イヤイヤ期に突入している長男。 日本語の習得の時間を英語にかけた方がいいかと迷っている様子を長女が諭して…

13歳息子と日本語多読

日本の国語教育の問題は「精読」をよくさせるが、私は「多読」の方が大事だと思っている。もちろん、読書に楽しさを見出せるためには、 すらすら読めること 読解力を付けること が必要で、それには同じものを何度か読むことも必要なので、教科書の音読は家庭…

漢字を美しく書くことにはまる7歳娘

前回のこの記事以降、末子の漢字学習について書いてなかった。 edu-kachan.hatenablog.com マルチリンガル漢字指導法研究会での勉強通して得た「一番いいと思う方法」を組み合わせて、最近は、毎日15分、以下のメニューから娘の気分で選ばせている。 ①ミチム…

「生徒役」に夢中! どんな先生が良い先生?

年末、北海道にスキーに行ってきた。 私のスキーの実力は、「中級」。 大人になって始めたこともあり、いつまでたっても自信がないし、ある程度滑れるようになったあとは、上達した気がしない。 スキー大好き人間の夫に付き合って、1年間に1回、行く程度だし…

日仏バイリンガル、13歳息子の今

先日、16歳の娘がどうやって漢字の難しさを乗り越えたかというインタビューを受けた話を書いた。 edu-kachan.hatenablog.com 聞きながら、きっと、また何年かしたら、違うように日本語と自分の関係を捉え直す気がして、16歳の今を本人のみずみずしい言葉で映…