世界の学校から

風来坊が綴る、世界の教育現場のあれこれ

2019-02-01から1ヶ月間の記事一覧

バイリンガルの語彙習得風景

「あ、歩道橋だ!これでしょ歩道橋!」 5歳の娘が興奮して遠くを指差している。 本の中で知った「歩道橋」を初めてコスタリカで出会ったときである。ちなみに、今住んでいるアメリカは、道路が広すぎて、歩道橋は見当たらない。 休暇中で、日仏語両方が飛び交…

コスタリカの教育事情を垣間見る

コスタリカに来ている。 平屋建てに鉄条網、制服を着た子供たちが駆け回る スペイン語わからなくても、すぐに学校とわかる。そしてどの地方もおんなじような外観。 私は不思議に思ったのは、なんで学校に鉄網がいる?刑務所じゃないんだから。 その答えは、ガ…

バイリンガル育児〜 親の読書量増やす!!

年末、英語が伸び悩んでいるなぁと思って、コミュニティティーカレッジの英語の先生にアドバイスを求めた。 乱読、多読 というのが先生の答え。 これって、私が日本語を学ぶ子供たちにいつも言っていることではないか! そして、はっと気付いた。 忙しさにか…

海外で学校の面談、説明会に出席すると…

疲れる→頭痛、猛烈な睡魔 ということになる。 先日、子供たちが通うフレンチスクールで面談があった。 この面談のやり方が面白い。 1ヵ月位前に、PRONOTE というアプリを通して先生方の一覧表が送られてくる。 それぞれの先生と面談したいかどうかを3段階で…

なぜヒトは学ぶのか 教育を生物学的に考える②

行動遺伝学の三原則 「すべての行動は遺伝的である(遺伝の普遍性)」「家族が類似するのは環境が類似するからではない(共有環境の希少性)」「個人差の多くは一人ひとりに固有の環境による(非共有環境の優越性)」 言い換えれば、 「いかなる行動の個人差…

なぜヒトは学ぶのか 教育を生物学的に考える①

なぜヒトは学ぶのか 教育を生物学的に考える (講談社現代新書) https://www.amazon.co.jp/dp/B07H7HXV91/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_TLcwCbGY6BAY5 「先生の教え方や本人の中で変えられる要因の違いの影響はわずか、数字にすると大きく見積もっても全体の 20%…