世界の学校から

風来坊が綴る、世界の教育現場のあれこれ

2018-09-01から1ヶ月間の記事一覧

運動会は避難訓練?

ここ、シカゴの地にあっても運動会は、開会式、校長先生や領事のスピーチから始まる。 開会式 みんなが整列して 黙って長いスピーチをきく この儀式が、フランス人の夫にはいつも異様に映るようで、「長いな」とか「これかカットできないの?」とかブツブツ…

5歳児の言語習得②

末っ子の「同音異義語」の話から、長女が5歳だった頃を思い出した。 当時フランスに住んでいた。ある日、 「ママ、tirelireって日本語でなんて言うの?」 「貯金箱だよ。」 しばらく沈黙の娘、そして、閃いたように、 「ああああ!なるほど!ちょきんって、…

5歳児の言葉習得

上の二人の運動会に5歳の末っ子も応援に駆け付けた。 全学年で大玉転がし あまり気にしていなかったのだけど、幼稚部から高等部まで一緒に運動会をするので、開会式、閉会式には、結構難しい言葉を始まりと終わりの校長先生、役員の方の口から発される。 娘…

運動会で感じた日仏の違い

日本語補習校の運動会があった。 毎年、楽しみにしている我が家の子供たち、なぜか週の初めあたりから元気がない。 「足が痛くて走れない」「あまり期待しないでね」などと弱気。 当日の徒競走で、二人とも4位。これまで、いつも1位、2位だったので、本人た…

海外で日本語を学ぶ子供たち ✖ ミチムラ式漢字学習③~ 漢字学習のツボ 

シリーズで書いている「唱えて覚える漢字指導法」を読んで考えたこと。 私にとって一番よかったのは、 どうして漢字学習が難しくなるのかを、学年段階を追って把握できたこと。 普段の生活で漢語をほとんど見聞きしない子供たちにとって、 3年での音読みの導…

海外で日本語を学ぶ子供たち ✖ ミチムラ式漢字学習② ~ なぜ、漢字がむずかしいか

漢字は難しいに決まっている と、日本語を学び始める人はみんな言う。多分、私がアラビア語を見て、どこで切れているのかわからないと思う気持ち、フランス語を習い始めた時、動詞の活用に途方に暮れた気持ちになるのだろう。 ただ、海外で暮らす子供たちに…

海外で日本語を学ぶ子供たち ✖ ミチムラ式漢字学習① ~ 

ミチムラ式漢字学習に出会ったのは、かれこれ7,8年前、盲学校勤務の時。 // リンク だった。その当時、盲学校の子供たちに大いに役立ち、これは海外に暮らし、漢字学習に苦労している子供に絶対に役立つと思い、自分の子供に部分的に使ったり、教師仲間、マ…