世界の学校から

風来坊が綴る、世界の教育現場のあれこれ

2019-04-01から1ヶ月間の記事一覧

5歳児の文字→単語→文への歩み

子供の成長には、 飛躍の瞬間 というのがあると思う。 教育に携わっていて、これを間近で見れる機会に恵まれている。そしてこれが好きで、この仕事を続けているのだと。 昨日の夜、娘が、初めて「文」を日本語で読んだ。 私がPTAの仕事でパソコンに向かって…

小6息子、漢字の学び方が変わった~ミチムラセミナーの効用

去年の9月~今年の2月にかけて8回の子供向けミチムラ漢字セミナーを受けていた。 (興味がある方は、「漢字学習」のカテゴリーを参照) はっきり言って、うちの息子はあまり積極的に参加しているタイプではなかった(笑) 土曜日の補習校の上に、時差の関係…

帰国子女と男女不平等の日本文化

令和時代を迎え、天皇家の話がホットなこと × 伝記が好きな娘 に、昔読んだ以下の皇太子妃、雅子様のところを車の中で読んでもらった。(最近、スマホに押され、日本語の読書がほとんど進まないので、あの手この手で頑張ってる私) 私も驚く位、娘は次のことに…

帰国子女の日本文化への適応の道のりは…

この夏、6年ぶりに日本に移住する予定でいる。上の2人は、すでに日本に4年住んだことがあるのだけども、再適応の道のりの険しさを改めて考えるのであった。 先日、兄と姪っ子(中一)が遊びに行くてくれて、その時のやりとり。 姪っ子、ピアスをして学校に行く…

文字を書ける喜び

ひらがながほぼ全部読めるようになった5歳の娘は、 ひらがなが表音文字であることを理解 して、五十音表の助けを見ながら、書くことへと移っていっている。 書けることで、どんどん世界が広がっていくのが、見ていてよくわかる。 お誕生会の計画を立てて、マ…

海外補習校の役割は変わりつつある?!

日本に将来的に帰国の予定がある子供たちに、 日本の学習指導要領、教科書に沿って 国語として 日本語を教える これが、これまでの海外にある日本語補習校の役割だったと思う。 もちろん、うちの子のようにミックスの子供であっても、受け入れてくれてはきた…

日本人は器用なのは、なぜ?

海外で暮らしていると、よく 日本人は器用だよねー と言われる。「技術の国」と言うイメージから来る思い込みだよなぁと思っていたのだが、何かの機会に折り紙を教えると、 「隅を合わせて折る」ができない 大人でもあまりにできない!! なんでかなと考えて…

険検倹験剣の使い分けを調べる

今年の目標の一つ 自分自身が漢字の楽しさを再発見する 前の記事に書いているが、ミチムラ式漢字指導のセミナーを受けて、一番反省したことは、自分自身が漢字そのものを楽しんだ経験がないということ。楽しくなくても自然に覚えられたし、漢字の習得は読書…

海外補習校で求められる国語教育とは

結論から言うと、日本の教科書に沿ってやるにしても、 日本の国語とは違う って考えた方が良いと思う。 日本の国語は、人物の気持ちの移り変わりを懇切丁寧に追ったり、筆者の意図をああでもない、こうでもないって考えたり、 精読 を目指すけど、ざくっと内…