世界の学校から

風来坊が綴る、世界の教育現場のあれこれ

「学校に入れてくれてありがとう」

学校の行き帰りの自転車10分、後部席に座る末っ子がゆっくり?私と一対一で話ができる貴重な時間。

 

昨日の帰り、後部座席から大声で唐突に娘が言った。

「ママー、ありがとぉおおお!学校に入れてくれて。」

『え?』

「だからー、学校に入れてくれてありがとう」

『そう思ってくれて嬉しいよー。なんかいいことあったの?』

「だって、4歳の頃って、leとかlaとか知っていたけど、どう書いていいのか知らなかったし、読めなかった。今はたくさんテキストもらったし。」

  超感動!

6歳で学ぶ楽しみを見出しのたのね~というか、このころは、こんな風に言葉で表現しなくても、きっと楽しいんだろうなぁ、学んで世界が広がることが。

 

9月からCPに上がった末っ子。日本で言えばピカピカの一年生にあたる。

急に「きちんと勉強」することが始まり、宿題も出てくる。

特に、フランスはバカンスが多いこと、彼女は仏英バイリンガルコースに入っていることもあって、宿題も多く、小テストも始まっている。本人、結構つらいと思っていた。(見ている私がやや息切れしているので(笑))

先生が厳しい、友達の輪の中にうまく入れない…と、門でなかなか私から離れず、朝から渋ることが多かったこの一か月。

それでも、これまで耳でなんとなくわかっていたことが、「書き言葉」を習うことで、彼女なりに

  はっきりわかる感じがあって、それが楽しいのだ

と思う。

 

ここからは少し宣伝になってしまうのだけど・・・・

私が今、力を入れている

www.learnjapanonline.com

で目指す漢字指導もそういう楽しさを子供たちに伝える授業、カリキュラムだ。ただ、一回こっきり楽しい漢字授業も悪くはないが、じわじわっと、わかることが増えて、世界が広がることが実感できるような継続的、系統的な指導。

 

楽しいにもいろいろある。

  ゲームの楽しさ

  できるようになる楽しさ

  集める楽しさ

  わかる楽しさ

  発見する楽しさ

  競い合う楽しさ

  協力し合う楽しさ

  人に教えたり、褒められたりする楽しさ

そして、究極のところは、

  自分の世界が広がる楽しさ

これらの楽しさをうまく組み合わせたカリキュラム作りができないかなと頑張っているところ。

一人で悩むより、やはり、みんなで悩んだ方がいいアイディアがいっぱい出てくる!もう少しメンバーが増えたら多様性が生まれるかなと思うので、興味がある方は、是非上記にアクセスして、申し込んでください。

 

因みに次回(10月20日)の定例会の発表は私。

 

「漢字を俯瞰する力を養う漢字単元 ~小学校国語教科書(光村図書)の活用」

 

と題して、教科書の小単元を「適当」に使えば、漢字を俯瞰する力が身につく!という話をします。