世界の学校から

風来坊が綴る、世界の教育現場のあれこれ

険検倹験剣の使い分けを調べる

今年の目標の一つ

  自分自身が漢字の楽しさを再発見する

 

前の記事に書いているが、ミチムラ式漢字指導のセミナーを受けて、一番反省したことは、自分自身が漢字そのものを楽しんだ経験がないということ。楽しくなくても自然に覚えられたし、漢字の習得は読書の世界を広げるツールとしか、思っていなかった。

が、海外で育つ自分の子供たちは当然違う。

本人たちに工夫して楽しくと言ってもそれは無理。まずは自分が発見する喜びを味わって、子供たちにじんわり伝わっていけばいいなと。

で、表題の「ケン」の使い分けをテストで間違えた息子にいい教え方はないかと、漢字辞典をめくった。

4つの漢字に共通する部分には、二つ意味があるそう。

「ひとまとめに集める」「引き締める」

険 「丘」を表すこざとへんと合わせ、一間お目に土を積み上げて、「けわしい」

検  多くの木札を一か所に集めて調べたことから、「検査」「検閲」

験 「うま」を集めて乗りここちを試したことから「実験」

倹 「ひと」を表すにんべんと合わせて、ひきしめてくらす「倹約」

剣 「かたな」を表すりっとうと合わせて、ひきしまった刀

 

へぇーへぇー!と思って、小6なる息子に説明。

「こざとへん」と「おおざと」の違いの復習したり、昔は紙の代わりに木を使って税として納める品物名を書いていたんだよーとか言いながら。

 

ふぅんって感じだったけど、まずまずの反応。

あんまり説明が長すぎてもいけないんだな。

自分で漢字辞典を引くまでにはまだ相当道のりが長いな。