世界の学校から

風来坊が綴る、世界の教育現場のあれこれ

アメリカの銀行〜絶対に謝らない!

アメリカの銀行でびっくりしたことがいくつかある

  ドライブスルーがある

  あまり銀行にはいかず、小切手等は写真を撮って、入金を電子処理を行う

 

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なので、窓口に行く必要など全くなかったんだが、日本語補習校のPTAの会計係になったことから、窓口に行き、銀行員に接することになった。日本人が担当者なってくださっているのだが…在米歴長いんだろうなと、すぐわかる。なんでかな。一言でいうと、

    物腰

でも、ある事件をきっかけに、最大の特徴は

  決して謝らないこと

と分かった。

ある事件とは…

4月にサイナー手続きをしたのに、いつまでたっても新しいクレジットカードが送られてこない。日本人の私は、銀行は完璧というのが、頭にあるから時間がかかるんだろうなと勝手に解釈していたが、結局は、担当の人が受け取った書類から手続きを始めるのを忘れていた!

「どうなっていますか?」の問い合わせメールの後、すぐに新しいカードが送られてきたので、明白。それ自体はいいのだが、びっくりしたのは、

「サイナーの一人が姓名の順番を書き間違えていたので、機械がはねてた」

という説明。

はねられたものを人間のあなたがチェックして対応するのが仕事では?

そもそも、書類を受け取った時点で間違いがないのかを確認するのが仕事では?

と、私と日本企業に勤める相方のお父さんは、いら立ちが隠せない。

あまりと飄々としている姿に、相方のお父さん

「でも、それはあなたのミスですよね?」

とズバリ。

「え?書き間違えたのは、サイナーの方なので、こちらの責任ではありません。」

と彼女。これ以上、やり取りしても無駄なので、ここはひとつ学習したと思って、撤退。

 

でも、これから一年の付き合いになるし、心構えを変えないとなと思って、在米歴の長い友人数人にこのエピソードを話して、教えを乞うことにした。彼女らが異口同音に教えてくれたのは、

  謝らないよ、絶対に。

  だって、裁判になったら負けるから。

日本人としては、一言「失礼しました」と言ってくれれば、それは潤滑油で「お互い様ですから!」となるので、それを期待してまっていた自分に気づく。

逆に言うと、自分が間違えたことをしてしまっても、とりあえずは謝らないでおくことが自分の身を守る術だということで…うーん、外国で暮らすって、時々、疲れるなぁ。そして気づくと、自分がすごくズバズバものを言うように変化していることに気づく…。