世界の学校から

風来坊が綴る、世界の教育現場のあれこれ

5歳児の言葉習得

上の二人の運動会に5歳の末っ子も応援に駆け付けた。

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全学年で大玉転がし

あまり気にしていなかったのだけど、幼稚部から高等部まで一緒に運動会をするので、開会式、閉会式には、結構難しい言葉を始まりと終わりの校長先生、役員の方の口から発される。

娘に、

「じどう って何?」

「じしん って、地震?どうして地震の話?」

と聞かれ、はっとした。同音異義語だ!!!海外で育つうちの5歳児には、じどうは「自動」、じしんは「地震」しかまずは思い浮かばない。簡単に説明したけど、???の様子だった。

でも、きっと、こんな経験を何度もするうちに、自然に同音異義語の存在に気づいていくのだろうな。逆にいうと、こういう漢語に触れる機会がないと、気づけないわけだ。

最近、継承語としての日本語と第二外国語としての日本語教授、何が違うかと考えるのだけど、こんな風に自然に学んでいることが「継承語」の子供の方がはるかに多いなと思った。個人差が大きいけど。

そんなわけで、こんな風に年齢層の幅が広い場面でのスピーチを聞くのも悪くないなと思ったのでした。スピーチする方は大変だろうけど。