世界の学校から

風来坊が綴る、世界の教育現場のあれこれ

マルチリンガル児の漢字指導法 × ラテラルシンキング

ファシリテーター役を務めるマルチリンガル漢字指導法研究会。

 

www.learnjapanonline.com

 

今月は月一回の定例会をなしにして各自持っている漢字教材をフェイスブック上でシェアするという課題にした。

  • 宝の持ち腐れ状態を打開
  • 海外では日本語の本を手に取って見られる機会が少ない。

ので、メンバーで情報をシェアするのは、メンバー自身にとっても、他のメンバーにとっても、いい考えだと思ったのだ。

この研究会も始まってから半年が過ぎ、忙しい中でも、会に参加したりビデオを視聴したりしているメンバーは、きっと、

  自分が対象にしているお子さんに必要なものがおぼろげながらに見えてきている

はず。なので、この機会に自分がすでに持っているものにヒントはないか、ないとしたら、どこを探せばあるのか、他の人の投稿を参考にしながら

  パズルのピース集め

をしてほしいと思う。

常にロジカル(論理的)に考えることで行き詰まりも感じるので、ラテラル(水平)に考えるのもたまにはいいかな。

 

ということで、日本に住んでいる私は、地の利を生かし、この1か月は、一つでも多くの漢字教材にあたって、皆さんにシェアできたらと思っている。

 

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本屋をうろうろして気づいたことは、私たちの探す資料の先は、三つあること。

  • 日本の教師用の国語ノウハウ本売り場
  • 日本語教師用の日本語ノウハウ本売り場
  • 児童書売り場

私たちが教える対象となる子供たちは、日本語を

  「国語」と「外国語」の間、「継承語」として学ぶ子どもたち

どこにもピッタリのものはないけど、どこでもヒントを拾える。

もしかしたら、言語学のところにも何かあるのかもしれないけど、細かすぎて効率が悪そうなので、後回し。

 

で、一番欲しかった「パズルのピース」、即実践に使えるのが見つかったのは、

  児童書売り場

だった。追々、紹介していこうと思うけど、海外から一時帰国で限られた時間しか本屋に行けない人は、こちらに直行することがオススメ。

 

でも、他の二つも、手元には必要ないけど、立ち読みするのはとても役立つ(本屋さんごめん!)

 

国語ノウハウ本は、逆説的なのだけど、

  私たちが捨てるべきものをはっきりさせてくれる

書き順、とめはね、美しい字が伝える日本の心…バイリンガル(マルチリンガル)の子供と漢字は、時間との勝負なので、何かを捨てないことには、挫折する。

 

外国語としての日本語ノウハウ本は、

  日本語を日本語で教えない術のヒントをくれる

絵を多用していたり、英語で注釈が入っていたり…言葉や背景となる文化や動機付けにハンディがある海外育ちの子供に使えるものもたくさんある。

 

それにしても、東京に住んでいて幸せなのは、

  ビル丸ごと本屋というのが、身近にあること

なのだ~。