世界の学校から

風来坊が綴る、世界の教育現場のあれこれ

東京国際フランス学園 Lycée Français International de Tokyo 訪問!

来年、日本帰国の可能性が出てきたので、夏の一時帰国期間にわが子がフランス語を続けられる環境を模索中。選択肢は、三つ。

  1. 東京国際フランス学園
  2. 京都国際フランス学園
  3. 通信教育(CNED)

OIBを日本語で受けるための、準備プログラムを用意しているのは東京だけなので、経済的に成り立つかどうかは横に置いて(なんせ、高い!)見学に行ってみた。

第一印象は、

  • 設備が申し分なく整っている。
  • 校内の標準語はフランス語。
  • プログラムが個々のニーズに合うように多岐にわたっている。

設備は、テニスコートからプール、道場、ランチルーム、講堂…とアメリカの大学かここは?くらい。うちの子供たちの目は完全に♡に。

校内で飛び交う言語は、フランス語。フレンチスクールなんだから当たり前と思うかもしれないけれど、これが当たり前ではない。シカゴのリセでは英語が優勢だし、海外日本語補習校でも、校内では日本語以外禁止にしても、なかなかそうはいかない。なので、これはかなりポイントが高い。

そして、最も大事なプログラム。少なくとも、カリキュラム上はかなり至れり尽くせりで、あらゆる背景、目標をもつ子供たちを支えられるように作られている。

大きく分けると、5つのコースがある。

  1. フランスの一般バカロレアコース Parcous Classique
  2. OIBで日本語をオプションでつけるコース Section International Japonais
  3. OIBで英語をオプションで付けるコース Section International Anglais
  4. 1と2の間コース。日本語の授業がやや多め。Section Orientale
  5. 1と3の間のコース。英語の授業がやや多め。Section Europeénne

前回書いたプロフィシエントバイリンガルには、2のコース。パーシャルバイリンガルには、4のコース。と、日仏のバイリンガルを目指すのなら、申し分ないカリキュラムと言える。次回、OIB日本語コースの中身をもう少し、じっくり見ていきたい。