世界の学校から

風来坊が綴る、世界の教育現場のあれこれ

お客様は神様、ではない!

フランスに帰省して、久々に「ああ、フランス人!」と思ったこと。

 

ちょっとしたお礼にフランスの大手スーパー「カリフールCARREFOUR」にギフトカードを買いに行った。

まずは、受付に行って、どこで買えるかを聞いた。

「レジで直接買って」

 

そこで、レジに行く。

「受付で買って」

「受付でレジで買うように、言われたんだけど。」と私。

「そんなものは置いてない。受付で聞いて」とレジの人。

 

『出た出た、フランス人』と内心苦笑しながら、受付に戻る。

「レジの人、知らないっていうんだけど、買えるのか買えないのか…」

とやや語気を強めて聞く。内心、一緒にレジまで行って説明してくれることを期待。

が、返ってきた答えは、

「買えるわよ。違うレジの人にあたってみて!」

 

いつもならこの辺でお怒りマークが出てきてあきらめるのだけど、久々のフランスだったので、懐かしさもこみ上げ(笑)、続行。

レジまで行くと、その横にギフトカードらしきものがぶら下がている。値段は書いていないので、レジで好きな値段を行って入れてもらう方式だなと解釈。

「受付の人がここで買えるって。これじゃないの?」と私。

「多分。」

「これで好きな値段を言って、レジ通せばいいんじゃない?」

「でも、私はやり方を知らない。売ってもいいけど、使えなくても知らないよ。」

(まじか?そう来るか!)

「隣の人に聞くとかできないの??」怒りモード。

しぶしぶ隣の人に聞くレジの人。そして、曖昧な感じの隣の人の指示に従い、レジを通す。

「あ、できたーーーーーーーーーー!!」と満面の笑顔でガッツポーズのレジの人。

「おめでとう!!Félicitqtion !!!!」と私。

 

はい、お客様は神様ではありません、フランスでは。

こういうことにイライラしていては、フランスでは暮らせません。