世界の学校から

風来坊が綴る、世界の教育現場のあれこれ

文字を学ぶ喜び~日本語を見る機会の大切さ

「あれ、どうしてこんなところにカタカナが?それに、お兄ちゃん達の字もある」

 

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私が教えてる、娘が通っている「(継承語としての)日本語教室」が使っている施設は、デイサービスに使われている。その送迎バスのロゴに気づいたときの娘の言葉。

   お兄ちゃん達の字 = 漢字のこと

 私は、日本語のロゴが入ってることにすら気づいていなかったが、カタカナに興味を持ち始めている娘の関心を引いたのだろう。 

こんなふうに、興味の芽が出始めているときに、たくさんの日本語に、文字にいろんな場面に出会えたら、一気に覚えるだろうし世界が広がると思う。

海外にいると、その場が基本的には「本」に限られてしまう。それでも、意識して、プレイグループに連れて行ったり、日本文化に触れられる場所に連れて行くことの大切さを改めて感じた。 

 

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今は、ひらがなを読むのが嬉しくて、ふりかけのパッケージの材料を読んで、文字と音と絵を合わせて読むことを自然に楽しんでいる。「海苔」も読めたので、絵も頼りにしていることが分かる。でも、大げさに

「おお、漢字も読めたの?」とびっくりして見せる(笑)

で、「海苔」は読めて、「かつお節」を読めないのは言葉自体を知らないから。

  文字も大事だけど、やっぱり語彙力を並行して伸ばさないとなぁ。

この、語彙と文字を同時に伸ばすことの大切さは、結局、漢字学習にでも同じと、小4くらいの子を見ていると思う。