世界の学校から

風来坊が綴る、世界の教育現場のあれこれ

フランスの学校のポートフォリオの仕組み

初めてフランスの学校に足を踏み入れた時、すごいなぁいいなぁと思ったことの1つ。

   きちんとファイリングをして、  学期や学年ごとにまとめること

幼稚園から、日々使っているプリント類は先生がファイリングして、何ヶ月かに1回、持って帰ってきて親に見せてくれる。これを見ると、一目瞭然で学校でやっていること、子供の成長を時系列で把握することができる。

 

もちろん、日本でもノート指導するけど、先生によって違ったり、子供の性格によってばらつきが多い。フランスの先生は良くも悪くも紋切り型。どの先生でもこの点では、ぶれがない。子供の生活のポートフォリオを節目節目で受け取れるのは、親としてすごく助かる。

 

アメリカでは、プリント類はバラバラとその日に返却され、結局ゴミ箱行きになってしまう。ノートも、メモ用紙のように使われているように感じる。

 

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  学習の足跡をしっかり残し、時々は自分の学びを振り返る

という意味では、フランス式がいいと思う。

この裏には、

  やりっぱなしにしない

  計画的な指導計画

があるんだろうけど、逆手に取れば、

  計画通りにいかない子

には、この計画を窮屈に感じるのかもしれない。