世界の学校から

風来坊が綴る、世界の教育現場のあれこれ

アメリカの公立学校を行く①~私のルール

趣味は何?と聞かれると今まで困っていたんだけども、やっとわかりました。

  学校巡り

好きで、ワクワクして、時間を工面してでもやりたいこと、やってきた事はこれ。

 

思えば、大学の選抜試験の時、

「あなたの教師としての資質は何だと思いますか?それを伸ばすために大学でどんなことをしようと思ってますか?」

と質問をされ、

  好奇心旺盛、世界中の学校を訪問して日本の学校を外から見てみたい

と答えたように思う。17歳の時である。やりたいことやってるんだなぁと改めて。

その後、大学に入って初めて訪ねた学校は、シドニー日本人学校。

日本の学校と全く同じ仕組みに驚くとともに、1クラスで日本語コースみたいのがあって、今の補習校みたいな形で「日本語」を勉強してたのが、とても印象的だった。

ずっと忘れていたけど、そこに私の原点があるのかもしれない。その後、大学の授業で、日本の学校を訪問することが多くなったけど、初めての学校で、教授に感じたことを発言しろと言われ、何も感じない自分に愕然としたのを覚えている。それは、自分が受けているきた学校そのものだから、何かって言われても、学校ってそういうものだからと。それで、

  やっぱり学校は外側から見ないと見えないんだ

と私の気持ちは、海外に出る事に向いていたように思う。

 

前置きが長くなったが、もうすぐアメリカから引っ越す予定で、最後にやり残したことと思ったら、この学校巡りが頭に思い浮かんだ。生活に慣れること、それから、フレンチスクールと補習校をこなすのに精一杯で、アメリカの公立学校、すぐ横にあるのに、なかなか訪問できずにいたんだ。

アメリカの学校は、どの学校も月に一回、学校ツアーと称してし、市民に学校見学をさせてくれること。1時間、校長先生か教頭先生あたりのガイドのもと、学校を巡らせてくれる。

引っ越し「台風の目」に入った今、これを楽しむ時と、5月の初め、気が向くままに学校のサイトで学校ツアーの日を調べてスケジュール帳に落とした。

 

私が学校を見学するときのルール

 

  • 学校に対する先入観持たないように、学力テストの結果などは先に見ない
  • 学校のホームページを見てその学校が目玉と押しているものは何か把握する
  • 訪問後、その学校の印象を一言で表現してみる
  • 自分が感じたことが自分が感じたことの理由は何か、学力テストの結果などもリサーチしながら考える

 

いやー、我ながらマニアックな趣味!

というわけで、1ヵ月の間に六校訪問予定。

  ニュートラルな立場で、

  保護者とは違う専門的な視点で、

見たアメリカの学校をシリーズでお伝えしたい。

 

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歴史が古いのかな~女の子用の入り口っていうのがある!いつも脇に位置する