世界の学校から

風来坊が綴る、世界の教育現場のあれこれ

2018-01-01から1年間の記事一覧

東京国際フランス学園 Lycée Français International de Tokyo 訪問!

来年、日本帰国の可能性が出てきたので、夏の一時帰国期間にわが子がフランス語を続けられる環境を模索中。選択肢は、三つ。 東京国際フランス学園 京都国際フランス学園 通信教育(CNED) OIBを日本語で受けるための、準備プログラムを用意しているのは東京…

パーシャルバイリンガルを支える仕組み~バカロレアのLV

バイリンガルの三つのレベルのうち、中間に位置し、ほとんどのバイリンガルがここに属するのが、「パーシャルバイリンガル」。 うちの子は、フランスで生まれ育ってるし、日本語にそんなに時間もお金もエネルギーもかけたくない、かけれない、でも、日本語を…

プロフィシエント・バイリンガルを支える仕組み~OIB

前回、バイリンガルと言ってもいろいろレベルがあること、両方の言語を高いレベルに引き上げることは難しいことに触れた。今回は、もっとも難関な「プロフィシェント・バイリンガル」を支えるフランスの教育システム「OIB」について、整理してみたい。 OIB O…

日仏バイリンガルを支える仕組み~三つのバイリンガルレベル

日仏カップルの我が家は、夫と「子供たちは二つの言語をきちんと使えるように育てる」ということを目標にしてきた。でも、この「きちんと」が意外に曲者で、他の国際結婚組、永住組の家族と話していても、その「きちんと」を明確に定義づけている人はほとん…

コミュニティカレッジで習った英語小論分の書き方~ まとめ編

小論文の導入-本論-まとめのうち、「まとめ」について整理していきます。 まとめは、 読み手に自分の意見の価値、重要性を伝える最後のチャンス と捉えて、以下の4点を避けること。 機械的に終了すること 新しいアイディア、議論を持ち出すこと 自分の立場を…

コミュニティカレッジで習った英語小論分の書き方~ 本論編

昨日の続きで、導入-本論-まとめのうち、本論の部分についてまとめます。 ここでは、導入の最後にバシッと一文で書いた「自己主張」について、読み手を説得すべく、理由を説明したり、証拠を上げたりする。 注意することは一つ。 「一つの段落に自分の主張を…

コミュニティカレッジで習った英語小論分の書き方~ 導入編

復習もかねて、習った小論文の書き方をまとめます。 導入-本論-まとめの導入部分は、大きく二つの要素があります。 記事の要約 自分の主張 一つ目の要約は、場合によっては、テーマに対する「一般論」になるかと思います。 記事の要約の3つのキーワード 簡潔…

コミュニティカレッジで習った英語小論分の書き方~「鳥の目」で見てみる

私が通ったESLクラスのレベル8は大学入学のための最終段階で、単位習得ができる大学コースを受ける際に必要な資格試験(statement test)の項目、小論文の書き方を習った。 小論文は以下の構成を取る。 〇 導入 ・短い新聞記事の要約 ・筆者の主張 ・このテー…

コミュニティカレッジでお国柄を感じるとき

コミュニティカレッジで盛り上がった授業。 「働く女性にスピードデートが人気」という記事を読み、その仕組みを読解した後、さあクラスで再現してみましょうという授業。 男女それぞれ10人が名が机を挟んで並び、向かい合う。その後、一人につき3分話す時間…

帰国子女受け入れ校、どこがいい?

昨日、子どもたちが通う日本語補習校で海外子女教育振興財団主催の「帰国生のための海外学校説明会・相談会」があった。13校の代表の方がわざわざ学校宣伝に足を運び、17校が資料を提供してくださった。 有難く、あれこれ考えずに資料を斜めに目を通し、地理…

英語の発音矯正~20%の努力で80%よくなる?

今日は、いつもの先生がお休みで、代わりに発音矯正が専門という先生の授業でした。 全ての人種に通じる、これだけやれば英語全体の発音が格段に良くなると言われた音は… 「th」「i」「r」の三つ。 ① 「th」 舌の先を前歯の下に当て、前歯より数ミリ出して息…

日米PTAの違い

我が家の子供たちは土曜日日本語補習校に行っている。 そこで、毎年同じドラマが繰り広げられる。 「PTAの役員決め」 基本、みんなやりたくなくて、公平性を保つためにくじ制、やっていない人優先などとなるのだけど、それでも「なぜ私が?」と不満が出て、…

コミュニティカレッジで出会った素敵な青年は…

久しぶりのカレッジライフをエンジョイしています。先週、席が近くなって話した青年は北スーダン出身の25歳。決して裕福な家庭ではなかったけれど、親はすべてを教育に投資し、外交官の子女らが通う私立の学校で教育を受けたそう。大学の費用が安いところ…

アメリカの大動脈に入った感じ

コミュニティカレッジのESLクラスに週2回通い始め、3か月目に入った。一言で言えば、「アメリカの大動脈に入ったわ、私」という感覚。そこはまさしく、老若男女、あらゆる国籍、学歴を持った人たちが、一重にアメリカの地でよりよく生き抜くために英語を学…