「これ子供の子じゃないよね、上に何かついてるし。」
漢字アプリで、「字」の漢字が出てきたときの娘のつぶやきである。
「そう、これこれカタカナの何か覚えてる?
ちょっと、しっぽがちょん切れちゃっているけど。」
「ウでしょ?」
「そう。ウが頭の上についてるから、『うかんむり』って言うんだよ。」
どうせだから、冠シリーズ教えちゃったらいいかなぁという野望がもたげ、続けた私。
漢字の部品に注目~なにげに「部首」導入
「じゃぁ問題です。これは何かんむりと言うでしょうか?」
「わかんむり!」
「正解。じゃあこれは?この部分のカタカナがヒントです。」
「つかんむり?」
「ピンポン!すごい、じゃあこれは?!」
「さかんむり?」
「残念。これはひっかけ問題でした!くさかんむりでした。
草という字にあったでしょ?」
「じゃあ、もう一こ行くよ。これは? この漢字なんて読むんだっけ?」
「たけかんむり!」
このやりとり、その後忘れていたのだけども、その晩、娘が本棚の本を読みながら、
「これ何だっけ?うかんむりに、子供の子」
と言われてはっとした。
もうすでに
漢字を部品の足し算として見れるようになっている!
- 漢字の部品に注目~なにげに「部首」導入
- 漢字を分解合成できるコツ①~ネーミング
- 漢字を分解合成できるコツ②~親しみやすいネーム
- 漢字を分解合成できるコツ③~基本漢字をよく知る
- そのうちやりたいこと~部品で漢字狩り
漢字を分解合成できるコツ①~ネーミング
これに導いたコツはなんだろうと考えた。
部品に名前をつけてあげたこと
これがまさしくミチムラ式の強みで、
形を言語化することで、はっきりと頭の中で認識できる
それを自在に頭の中でくみあわせる
ことができるのだと思う。
漢字を分解合成できるコツ②~親しみやすいネーム
今回のヒットは、
「かんむり」という言葉がどうも子供に響いた
おかげなような気がする。
今回扱った「冠シリーズ」正式部首名ではあるけれど、繰り返し出てくる部品の名前は、
子供が親しみが持てる名前を付ける
といいと思う。
私が息子が小5の時にミチムラ式を使おうとして失敗した理由の一つは、この部品を覚えさせようとしたからだと思う。ミチムラ式からは、
分解合成するという視点
部品名のいちアイデア
をもらうことにして、部品名は子供と楽しみながら決めていけば、うまく行く気がする。
漢字を分解合成できるコツ③~基本漢字をよく知る
部品がいくつも組み合わさってきたとき、その一部の部品はよく知っていた方がいい。
今回、娘が「かんむり」に注目できたのも、すでに、「子」をよく認識しているからだ。
この記事とも重なるが、 基本漢字をしっかり定着させることは、大事!
お勧めは、このカルタ。
そのうちやりたいこと~部品で漢字狩り
それぞれの冠が使われている漢字を集める活動
それぞれの部品が持つ意味に気づいて行けたら、3年生からの漢字学習の大きな布石になると思う。